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陰影礼賛 2007年02月18日 akiyasu_sukiyasu トラックバック:0コメント:2

東京スウィーツ そのイチ

「とらや」の羊羹 お雛様バージョンです。
この一口サイズのとらやの羊羹は、まるでチョコバーのように
気軽に食べられるので お土産にも喜ばれます。
わざわざ包丁で切らなくてよいのも 人気の理由かな。
toraya


谷崎潤一郎は「陰影礼賛(いんえいらいさん)」の中で
日本の漆器や調度品などのほか、この「羊羹」についても
その陰翳の美をアツく語っておられます。
夜の梅

「玉のように半透明に曇った肌が、奥の方まで日の光を吸い取って
夢みる如きほの明るさを啣(ふく)んでいる感じ、
あの色あいの深さ、複雑さは、西洋の菓子には絶対に見られない。」
羊羹


「羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、
肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、
ひとしお瞑想的になる。
人はあの冷たく滑らかなものを口中にふくむ時、
あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって
舌の先で融(と)けるのを感じ、
ほんとうはそう旨くない羊羹でも、
味に異様な深みが添わるように思う。」
耽美

さすが耽美主義の谷崎ならではの表現です。
まるで羊羹が宇宙空間まで連れてってくれそうですよね。

ちなみに和菓子は「五感の総合芸術」といわれます。
視覚=美しい情景を思い起こさせる姿
聴覚=趣深い優雅な銘菓の響き
嗅覚=和菓子に包み込まれたほのかな香り
味覚=口に含めば広がるまろやかな美味しさ
触覚=楊枝で切るときの触感、舌ざわり

耽美ですねぇ。

コメント

光をはね返さず、奥まで吸収しているような美しさが羊羹にはありますね。滑らかなチョコレートの表面と、東西の漆黒の横綱のような。
どちらかというと食べるより見る方が好きです。
で、どちらかというと、とらやより小城羊羹の方が好きです。
  1. 2007/02/18(日) 23:08:40 |
  2. URL |
  3. weavee #3un.pJ2M
  4. [ 編集 ]
確かにブラックホール的な魅力ってありますよね、羊羹。
「とらや」の四季ごとの限定創作羊羹は、つい手が伸びてしまいます。
小城羊羹の外側の砂糖の感じって、噛んだときにゾクゾクしませんか?鳥肌になりながらも美味しく頂いてます。

それにしてもし どうして「羊」なのだろう?
  1. 2007/02/20(火) 00:31:37 |
  2. URL |
  3. akiyasu_sukiyasu #TJwWj8Lg
  4. [ 編集 ]

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