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「いき」の構造 2006年05月15日 akiyasu_sukiyasu トラックバック:0コメント:2

「いき」とは?
粋


日本文化を語る上で、日本伝統芸能に触れる中で、たびたび登場するのが
「粋(いき)」という言葉、現象、表現、存在。
雰囲気はわかるものの、それが一体何を意味するのか、それが一体どういうことをいい、それが果たしてナニモノなのか、と、よく考えます。
「いき」

「いき」の構造/九鬼周造 著(岩波文庫)

…「いき」とは畢竟わが民族に独自な「生き」かたの一つではあるまいか…
冒頭からなにやら難しそうなのですが、読むたびに発見のある大変興味深い、イチオシの一冊です。「いき」の構造を、内包的・外延的・自然的・芸術的構造の多方面から分析し、具体的な引用で解説されています。表紙のような図解もあるから、ますますたのしいですよ。

併せて「いき(粋)」を楽しめるのがこちら。
セリフ

粋で鯔背なニッポン語 歌舞伎のセリフ/中村勘太郎(カッパブックス)
中村兄弟のおにいちゃん、勘太郎の軽快な語りが聞こえてくるような名セリフ帳です。その第8章が「 いつもあこがれ」。
その中で待ってました!と登場するのが、日本一の色男・助六の名セリフです。
「大門をずっとくぐると、おれが名を手のひらへ三べん書いてなめろ。
一生女郎に振られるということがねぇ。」(助六由縁江戸桜より)

勘太郎おにいちゃん日はく、
「…それにしても、『俺の名を手のひらに書いてなめれば一生女郎に振られない』というのだからすごい自信だ。今どきこんな男いるのだろうか…」
「 こんな セリフ 僕には言えない」

そのセリフを色気たっ~ぷりに昨年博多座で披露してくれたのが「海老さま」こと、「おーいお茶」(?)こと、十一代目市川海老蔵。
そして海老蔵

市川海老蔵演ずる助六に、博多座はタメイキ~の渦でしたよ。
襲名披露公演の前に行われる船乗り込みの動員数はなんと4万人!海老さまをひと目見ようと、老若男女が川端に集まりました。博多の町が沸きに沸きました。
船乗り込み


と、話がちょっと横道にそれましたが、「いき(粋)」とは何か?

「いき(粋)」の語源、「生」「息」「行」「意気」、それらも含め紐解いてゆくと、なかなか楽しいものであります。
「いき」という日本独特の美意識は、日本の誇りのひとつだと思います。

コメント

粋について、杉浦日向子談。江戸の若旦那と恋敵の話。一日一度は蕎麦を食べないと済まない恋敵。ある日、若旦那、江戸中の蕎麦を買い占めて一言「ざまーみろ。」。けっして太夫と寝てはいけません。粋な人は太夫の笑顔を引き出すことでけっして同衾はしません。働くことを嫌い、貯蓄なんてとんでもない。まあ太平の時代であったにしても、今、現在のように気味悪い事件が多くはなく、粋な話・出来事が話題にのぼるステキな時代だったのでしょう。

  1. 2006/05/15(月) 21:21:05 |
  2. URL |
  3. hide #-
  4. [ 編集 ]
いいですね~、hide先生。杉浦日向子さんの著書はまだ読んだことがないので、さきほどamazonで検索してみました。すごい、江戸・江戸・江戸!なんだか楽しそうな本だらけです。江戸時代がなぜあんなに長く続いたのか、という謎解きにもなりそうな予感…
  1. 2006/05/16(火) 19:54:24 |
  2. URL |
  3. akiyasu_sukiyasu #.vjKhiP6
  4. [ 編集 ]

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